マネージャーとしてTeam Geakを読んだ
Team Geek ―Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか
- 作者: Brian W. Fitzpatrick,Ben Collins-Sussman,及川卓也,角征典
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2013/07/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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過去に一度読みましたが、マネージャーになってからもう一度目を通そうと思い、再読しました。
「はじめに」の「対象読者」に書いてありますが、「マネジメント」する人は対象読者ではありません。
しかし内容はマネジメントをする人にとっても重要なことが多く書かれているので読むことを推奨します。
良いなと思う部分をかいつまんで紹介します。
HRT
1章内で何度も書かれている「謙虚・尊敬・信頼」です。
この章では、チームで成功するには「謙虚・尊敬・信頼」の3つが大切だということを伝えています。
マイケル・ジョーダンや様々な名誉あるエンジニアを例に出し、一人では超人的な偉業を達成できるわけではない。としています。
むしろ「一人で仕事するほうがリスクが高い」と。
チーム開発がすべてで、「ソフトウェア開発はチームスポーツである。」と例えています。
そしてその「チーム」で働くときに3つのポイントがあると言います。
それが「謙虚・尊敬・信頼」です。
HRTとはそれぞれの頭文字です。
謙虚 = Humility
尊敬 = Respect
信頼 = Trust
2章ではこのHRTを使ったチームづくりについて書いてあるので是非読んでみてください!
リーダーシップパターン
本書は「マネジメント」をする人は対象ではないとしていますが、3章はエンジニアチームをマネジメントする人には重要な章となります。
特に本書が重要だと伝えたいのは エゴをなくす
ということです。
その エゴをなくす
方法も幾つか紹介されています。
解雇されるのを待とう。
これは個人的に面白いなと思いました。 5章の 5.5 プランB:逃げる の章で書かれているものです。
Googleの新しい従業員からどうすれば仕事をうまくやれるのかとよく聞かれる。私は半分冗談でこう答えている。簡単なことだ。私はGoogleと世界にとって「正しいこと」をしている。あとは座って解雇されるのを待つだけだ。解雇されなければ、「正しいこと」ができたことになる。解雇されたら雇用主を間違えたのだ。いずれにしても私は正しいことをしている。これが私のキャリア戦略だ。
この気持ちで働けば解雇されない限りうまく仕事をしているって気持ちになれますねw